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2017.07.17

地域安全学会春季研究大会@石垣島に行ってきました。

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石垣島といえば、1771年の八重山地震による明和の大津波が有名です。地域安全学会の春季研究大会の前後でサービス付き高齢者向け住宅3件を見学しました。その中でも目の前が港に位置する「サービス付き高齢者向け住宅コーラルケアガーデン」の津波対策について現状を紹介します。

 

想定されている地震は石垣島東方沖地震(6強以上)、最大浸水深:2m以上5m未満(遡上高14.9m)津波到達時間予想は12分。

コーラルケアガーデンの建物・入居者情報です。

竣工日:平成26年11月8日

サービス付き高齢者向け住宅、介護付有料老人ホーム

RC造地上5階建て

立地:目の前が浜崎マリーナ、石垣港ターミナルがあり、2017年1月1日から特定施設へ。

入居者計20名。最高齢98歳。平均81.1歳。

平均要介護度2.75、待機状況9名。

2,3階は介護付き有料老人ホーム

4階はサ高住。夜間は一人体制。

 

 

運営推進委員会が2か月に1度開催しており、

津波対策について議題に上がりました。

・命に優先はない。

・全員にライフジャケットを着用させる。

・できれば2階⇒3階へ。3階の人は4階へ。と垂直避難をする。

・今年4月23日に市民防災訓練を開催:入居者4名外出で31名、職員1名欠員の4名計35名が参加。

避難訓練ではEV使用で22分要した。つまり、階段ではそれ以上・・・・

・報知器は火災を想定しての報知器なので津波だと使用できなくなるし、EVも予備発電に切り替わったとしても一切使えなくなるとのこと。今後施設としてどうしていくか、結論も出ていない状態。

 

火災は地域住民も助けてくれますが、津波は職員だけの対応になるためマニュアルがあったとしても実際の訓練・対応は「未」で、職員の意識の高さで決まってきます。施設の近くに居住する職員もいるので、職員の参集度でも変わってくる。

 

ようやく災害時の課題を共有し、職員、行政、地域他が一緒に考えることからスタートしたばかり。立地条件が港付近ということで、同様の立地条件で人的被害ゼロだった東北の特別養護老人ホーム赤井江マリンホーム@岩沼市宮城県のように車での避難も考えてみられてはと話しました。

 

 

 

コーラルケアガーデン:サッシ下2重鍵   コーラルケアガーデン;網ネット

日常では石垣島は風雨対策としてネットを貼ったり、サッシ下に新聞誌を貼ることもしばしば(写真↑)。

風雨との戦い。この地域の特性と言えます。

 

 

 

余談)

6月の石垣島はのぞかで、風雨等感じられないほどの快晴。IMG_20170609_094538

お天気に恵まれ、学会参加、見学ができました。

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