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2017.09.04

救急安心センター おおさか

 

先日、大阪市消防局予防部長の方と話す機会がありました。

在宅介護、独居高齢者が増えているいま、救急車を呼んでいざ救急隊員が訪問しても高齢者が閉じ込め状態にあり早急に搬送できない事例が増えているそうです。このような閉じ込め状態の際、誰に相談し許可を得て中に入るかが課題だそうです。またホスピス時の救急要請が増加しているそうですが、本人と家族の意思の齟齬があり救命措置ができない等々、救急救命現場の課題が浮上しています。近隣に自分のことを知ってくれている人、いざという時はこの友人、と挙げられるようにまた社会から孤立しないようなセーフティネットが必要と言えます。

 

大阪市では救急安心センター♯7119(救急安心センターおおさかでは、市民からの救急医療相談を看護師、相談員が医師の支援体制のもと、24時間・365日対応します。相談の結果、緊急性がある場合は、直ちに救急車が出場します。

 

統計による平成24年から平成28年の経年変化をみると、全着信が240,250件(医療案内:120,599件50.2%、救急医療相談88,688件36.9%)から全着信256,527件(医療案内:123,630件48.2%、救急医療相談106,530件41.5%)と増加傾向にあります。救急医療相談に注目してその年齢別割合を比較すると、平成24年は小児(15歳未満)54,225件(全年齢に占める割合61.1%)、平成28年は54,606件(同:51.6%)と全体に占める割合が減9.5ポイント程度減少している一方で、高齢者(65歳以上)8,497件(全年齢に占める割合9.6%)、平成28年は15,781件(同:14.9%)と7,284件増加、5.3ポイント増加しています。

 

重症度は高くないかもしれませんが、不安等を抱えて相談する件数が漸増傾向にあります。このような、低緊急・非緊急事案についてその背景とともに検証し、その上で重層的なセーフティネットを構築することによって地域の安心・安全につなげていく研究をしていく予定です。

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